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英語史入門価格: 2,520円 レビュー評価:5.0 レビュー数:9 すばらしい本です。新書ででている「英語の歴史」よりもずっとわかりやすい。もう一歩つっこんだ英語の勉強を望んでいる、すべての人(ただし、はじめに手にとってみて、自分の知識がこの本のレベルに到達しているかどうかはチェックすべきだが)にすすめる。難を言えば、図表の活字が小さすぎること。年配の方は虫眼鏡がなければ、この本のおもしろさをひきたてている図表は見ることができないだろう。 |
年金改革と積極的社会保障政策―再分配政策の政治経済学〈2〉価格: 3,570円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 いつの間にやら改訂版になっていた本書。
日本の年金制度は2004年に大改正を行い、それを詳細に分析した当時からリーマンショック後の今に至るまでの年金論議をまとめ上げている。
この権丈善一の本が痛快なのは、他の論者の間違いを論破するだけでなく、自分の間違いすら公に論じている点だ。
権丈自身が当初「日本の年金は将来、スウェーデン方式を導入することができる」(←これは現在、民主党が同じ間違いをしている)
「国民年金の未納者が保険料をちゃんと納めている人たちに多大な迷惑をかける」といった勘違いをしていたと書かれてある。
そして「間違いに気付 |
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アメリカ文学史―駆動する物語の時空間価格: 2,520円 レビュー評価:3.0 レビュー数:4 今までとは違う新感覚のアメリカ文学史である。アメリカ人とは移動する民族であり、
それと共に物語りもある。著者のロードナレィティブの分析はそれゆえ必要であるように
思った。
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社会保障と日本経済―「社会市場」の理論と実証 (総合研究現代日本経済分析 1)価格: 3,990円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 近年は、財界・経済学者・マスコミ等を中心に「社会保障が日本経済の足を引っ張っている」という論調が幅を利かせているが、そうした昨今の風潮に真っ向から反論を試みたのが本書。
「社会保障制度の発展が様々なルートで日本経済を底支えしている」という主張は、これまでも局所的に展開されてきたが、ともすると観念的な主張のみに終始し、数値的な根拠を伴った反論はこれまで皆無であった。著者もまた、過去の講演や著作等ではデータ等を省略することが多かったが、本書では、これまで掲載を簡略化していた膨大な数値・データ等を惜しげもなく全収録したため、400ページを超える大著となったが、説得力は増した。これまで経 |
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